
珍しい水が手に入った。
スコットランドは
スペイ川のスコッチのことを以前に書いたことがあるが、それを作る水で、スペイ川の支流リヴェット川のさらに小さな枝沢から湧き出るミネラル・ウォーターである。
で、早速飲んでみた。硬水がほとんどのイギリスでは珍しい軟水とのことで、その飲み口は実にまろやかでナチュラル。なんでも、2000年前に形成された地層を潜り抜けて自然濾過されたものだそうだ。
ボトルにHPアドレスが書いてあるのでアクセスして能書きを読んでみる。
http://www.speyside.jp/なるほど、やはりスペイサイド・モルトのスコッチとの相性が抜群なのだな。
しかし手元にはハイランド・モルトしかない。でも名前は「Speyside(スペイサイド)」だから、よしこれで!と試してみることにした(ややこしいな・笑)。
これがまあ、抜群にイケるのだ。普段は水割りなんてしないのだけど、この水割りはいい。本来、水割りとはこういうものでなければならん筈だ、という絶妙のハーモニー。
HPの能書きを読んでると、同じ水源の水を使ったスペイサイド・モルトであるグレン・リヴェットの方がさらに合うとのことだが、いや、ボクはこれでも充分だ。
イギリスの古い時代の釣りについて書かれた大判の本を取り出してきて、それを眺めつつ飲む。
おそらく釣場近くのパブなのだろう、釣り支度を済ませた釣人たちが酒を飲みタバコを吸ってわいわいと和む楽しそうなシーンが描かれてある。真ん中にはパブの主が、シルクハットにツィードのコートという身なりのよさそうな客のフラスコにスコッチを注いでいる。この客が釣場で飲む分なのだろうけど、その表情がなんとも楽しげでいい。
一体キミは、サカナを釣りにきたのか、それともその釣りの現場で飲むスコッチの美味さに惹き寄せられたのか。

ボクなら、
両方!と答えるだろう。
