
前の週末、ボクの懲りない釣行に文句を言い始めた子どもたちを宥めるためのサービスとして午後から半年ぶりに植物園に入ってきた。
前回秋に行ったときに「ファミリー・パスポート」なる特待サービスのことで因縁がついた、例の京都府立植物園である。
今回はこれモン( ̄へ ̄)で入口の受付に行き
「ああ〜〜。ふぁみりぃぱすぽぉと、ちゅうもんが欲しいのやけど」
と居丈高に宣ってみたらまあこれが拍子抜けするぐらい、あっさりすっきり。今にも揉み手をしそうな勢いで受付のおばちゃんがカード状の用紙を持ってきてくれ、そこに子ども一人分の名前と住所、生年月日を書き込んでくれればそれでOKだという。たったそれだけ。これで大人一人分の入園は(別料金の温室も)無料になるのだから手続きの簡単さは実に馬鹿馬鹿しいほどで、なんでこんな簡単なことを面倒くさがらず親切に告知できないのかねと首を傾げたくなるほどである。
まあこうして入園は何の問題もなくすんなりいって前回の因縁はすっかり払拭されたものの、当日は午前中に冷たい雨が少し降った後の曇り空で、ときおり太陽が顔をのぞかせるが風が冷たくて寒いのなんの。入園してすぐ、たまらず温室に避難することとなった。

温室の中は相も変わらず奇妙奇天烈な熱帯・亜熱帯の植物が所狭しと展示されていて、じっと眺めていたら目がグニャグニャしてきて頭もグラグラする。やはりボクには温帯のごく普通の広葉樹林が合っているようだ。一カ所だけ「有用植物」というコーナーがあり、名前をよく耳にする食用植物や繊維の元となったりする植物が展示されていて、ここは興味深かった。お気に入りは右の写真のパパイヤ。見上げるほど高く育った木の上の方に実がなり、葉が中心から放射状に伸びて陽の光に透けた緑がまことに目に心地いい。結局、ここのコーナーに一番長くいた。

温室から出てみるとまた非常に寒い。遊具設備のスペースがあって子どもたちがそこで遊びたいというので、遊ばせてる間に近くをウロウロしてみる。前回はさほど気にならなかったのだけど今回改めて見回してみると、園のあちこちに裸婦のブロンズ像が飾ってある。上の写真は入口を入ってすぐに目の前に表れる、ほぼ等身大の裸婦像。身長は150cmくらいか。小柄ながら十分にグラマーな女性の像で、こんなセクシーポーズをキメてくれている。左の奥に目をやると、茂みの中に隠れるようにもうひとつ(右の写真)。さらに向こうにも。何か謂れがあるのかと礎石のあたりを見回してみるが、特に何の説明もない。子どもの遊具設備のすぐ横にあるものもあるから、年頃の男児なら「うひょ〜

」とか言いそうなものだとも思うのだが。いつ、誰が、何の目的でこのような裸婦像を鎮座させているのか、その意図がつかめない。確かに裸婦像には芸術の匂いを感じさせるイメージが定着しているものの、それがここになくてはならぬ必然性が見出せないから困る。植物の展示それ自体はお金を取ってするだけのことはあるプロフェッショナルの仕事で見応えがあるのだから、こういうところで手を抜いてほしくないものである。
しかし、園のあちこちは花盛りでまさに季節は春爛漫。
少し寒かったけど、いい目の保養になった。
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