最近の記事


月別アーカイブ


カレンダー

08 | 2006/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

カテゴリー


プロフィール


まあなんというか、その。
つう感じで。
107と申します。

40歳。京都在住。♂。
しがないデザイナー
たまに毛鉤でマス釣り。
(FLYFISHING ね)

リール

こんなリールを
どこかの渓で見かけたら
それはボクです。
こんな所に居やがったかぁ〜
見つけたぞ〜 とお思いの方
あるいは通りすがりに
ちょっと興味をお持ちになった方
ご遠慮なくコメントくださいまし。
気に入った記事がありましたら
拍手ボタンを押していただけると
管理人はとても喜びます。

にほんブログ村へ
に参加しています。


このブログ内を検索


イワナ

ということで、今回はせめてゆっくり、釣りとそれにまつわるよもやまを楽しみたい、ということで、いつもの夜討ち朝駆けではなく、陽が昇ってからの出発とした。

お昼ちょうどに福井の現地の渓がある町に着き、まずは腹ごしらえが肝心。越前ソバの銘店があるというので、そこに入ることにする。現地の名産、まいたけを天ぷらにした天ざるがあったので、これを注文。出てきたのを見ると、ソバはやや白っぽく上品な感じ。「田舎ソバ」と「更科ソバ」の間、7:3といった感じ。美味い。まいたけの天ぷらも絶品。さらに調子に乗って「ミニ天丼」なるものも追加する。

蕎麦

それから山に入り、腹ごなしと肩ならしにちょちょいと釣りをしてみるが、反応は薄い。この時季、天然魚の特にイワナは夕方にしか出てこないことが多く、それまでの時間つぶしにポイントを飛ばしながらどんどん上流へと溯る。イワナやヤマメといった渓流魚の産卵のための溯上をイメージしながら。足の痛みは随分回復しているが、それでも変な足の使い方をするとイヤ〜な鈍痛がある。まあ、無理はすまい。

やがていい時間になってきたので、夕マヅメ用にと目をつけておいたポイントに移動する。さっきまでは生き物の気配がなかった水の中に、目には見えないものの、確かにサカナの気配を感じることができる。そろそろお出ましのようだ。ポイントの小さな流れ込みの白泡の切れ目に毛鉤を投げ入れる。流れに沿ってすぅ〜っと毛鉤が流れてきた、と、丸い頭が水面を割り、続いて黄金色の胴体が横向けにU字を描いて水の中に戻ろうとする。ピッ、とラインを引いて合わせると、サカナの重みが乗った。いいファイト、パワー抜群のナイスコンディション、プリプリに肥えてヒレの大きな、色の濃いイワナである。やがて陽も落ち、辺りが薄暗くなってくると、ポイントのあちこちで水面に浮いてきて羽化する虫をサカナが捕食している白い飛沫が上がりはじめる。サカナの活性がピークに達してきたようだ。

フッキングしたり、し損なったり、途中で逃げられたり、肩すかしを食ったりと、真っ暗になるまでたくさんのイワナと遊んでもらい、うち何匹かと対面が叶う。独りでわあわあ歓声を上げながら、思う存分に今年最後の渓流の釣りを堪能することができた。完全に真っ暗になってようやく釣りをやめ、渓から上がるそのとき、「ありがとう」と感謝の言葉が口をついて出る。「楽しかった。ありがとう」ともう一度。
おおらかに遊んでくれたイワナたちに対して。

最後の最後に、ドンピシャの水位と透明な水で迎えてくれた渓に対して。
雨も降らず、暑過ぎもしない、心地よく乾いたさわやかな空気を提供してくれた自然に対して。

来年の春、降り積もった雪が融けてなくなり雪代の水が落ち着くころ、5月の半ばくらいかな。
それまでしばしのお別れだけど。
また、必ずここに帰ってくるから。


にほんブログ村 釣りブログ フライフィッシングへ
DATE: CATEGORY:釣りにまつわるよもやま '06
| BLOG TOP |
大山の渓

秋の空は高く、遠くの山々から流れ出すこの渓の水と同じく、澄み切って気持ちいいことこの上ない。乾いた空気に、痺れるほどの冷たい水。きれいな砂と丸く磨き抜かれた底石が理想的な配置でポイントをなす、高地に特有の穏やかな渓相の川に釣りに行ってきた。

所は、鳥取は大山。南側の蒜山に連なる一帯の高原を流れる名渓で、前回同様、またもIさんにお世話になる。穏やかな渓相とはいえ水量は豊富で、流れる水の圧力は強く、重い。そんな渓の冷たい水に育まれたヤマメもまた強く、筋肉質で抜群のコンディションである。

この渓は両岸にアシが迫っていて浅い河原がなく、川通しの溯行となる。前述したように流れは重く、常に膝下から腰まで水に浸かって、流れる水の重みに耐え、上流へと釣り上がっていく。一日そんな釣りをしていたら、夕方になって両足のアキレス腱がつってしまった。ボクのアキレス腱には子供のころに剣道で痛めた腱疲労の古傷があり、疲労が蓄積すると今でも時々再発するのだ。最後には一歩進むごとに腱が痙攣し、よちよち歩きしかできなくなって、夕マヅメに広いランの流れ込みでライズがあるのにキャスティングで足の踏ん張りが利かない。これはホントに情けなかった。

秋ヤマメ

写真は、強い流れの中から砲弾のように飛び出して毛鉤をひったくっていった、超攻撃的なオスヤマメ。鼻ヅラは鋭角に突き出し、ショッパリのように背中が盛り上がり、体幅もヒレもことごとくぶ厚い。長いラン(深瀬)の流れ込み、ド流芯で出てきた彼は、フッキングと同時にアクロバティックな伸身月面宙返りジャンプを3回連続でかまし、広いランを縦横無尽に走り回り、手元に寄せてからもまだジャンプで抵抗を試みる、不屈の精神力を持っていた。その完璧な姿態には非の打ち所がなく、ほんのりと秋色の化粧を身にまといつつある、とてもとても美しいヤマメ。本州の渓流の釣りは遅いところでも9月末にはすべて禁漁となってしまうので、今年の釣りの最後を締めくくるに相応しい、満足できるサカナだった。

・・・というのはウソで、実は今週にもう一度、今度は北陸に行く予定である。ホントに最後の悪あがき。自分で言うのもなんだが、釣欲の留まるところを知らない釣師というのはガツガツとしていて誠に見苦しいものである。


にほんブログ村 釣りブログ フライフィッシングへ
DATE: CATEGORY:釣りにまつわるよもやま '06
| BLOG TOP |
蕎麦1

釣りに行くときはたいてい、夜討ち朝駆けである。釣りに行く日程や時間の余裕もなく年がら年中釣りしてられる優雅な身分でもないので、無理矢理に時間を作っての釣行となることがほとんどだから、仕方がない。たとえ一泊で釣りするときでも、貧乏性の悲しい性、少しでも多くの時間釣りができるようにと、やっぱり深夜に出発する。

ホームグラウンドとしている北陸の渓に向い、深夜の高速道をひたすら走るその道中で、必ず休憩に立ち寄るサービスエリアがある。大人数でワンボックカーで行くときも、少人数でマイカーで行くときも、必ずと言っていいほど立ち寄る。道中、ギンギンになって運転していても、あるいは誰かに運転してもらって自分は助手席で夢うつつであっても、そのサービスエリアに着けばたちまち目を覚まして食堂に向う。そして必ず、そこにあるソバなどの麺類を食べることになっている。

続きを読む »

DATE: CATEGORY:釣りにまつわるよもやま '06
| BLOG TOP |
恥ずかしながら、金魚を飼っている。
いや、厳密に言うと金魚ではなく、色付きの「金魚もどき」を飼っている。
昨年の夏祭りで上の娘が金魚すくいで掬ってきたもので、最初は赤いのと黒いのと2匹いた。以前は大きな水槽を持っていたのだけど、引っ越しのときに処分してしまって入れるものがなにもなかったので、ポリバケツに少し水を張ってそこでしばらく飼うことにした。黒い方のは早々に死んでしまったのだけど、赤い方は生き延びて、バケツの中の生活にも適応したようである。エサはご飯つぶ。嫁が2〜3日おきに「よう食べるなぁ〜」などと独り言を言いながらやっていた。娘は面倒を見るといっても何も分からず、おまけにすぐに興味を失ってしまったようで、結局は嫁一人で月に一回程度の水換えをしながらお世話をしていた。

続きを読む »

DATE: CATEGORY:お遊びの諸々
| BLOG TOP |
10年近く前、仕事で関東に行ったときに、今も付き合いのあるワイン屋と知り合った。
当時ボクはある会社に勤めており、そこの広告宣伝と仕入販売の担当をしていて、商品の買い付けと得意先との商談のために千葉・幕張で開催される展示会に行ったときのことだ。

朝一番から展示会を回ってサクサクッと用事を済ませ、夕方から手が空いたのでブラブラと展示会場を散策して可愛いイベント・コンパニオンやキャンペーン・ガールの女の子たちを眺めて目の保養をしていたら、隣のホールで「世界の宝石展」と称する、とても面白そうな催し物を発見した。宝石関係のビジネスをする者しか入れないディーラー展のようなもので一般の部外者は入場不可だったのだけど、偶然そこで知り合いに遭遇して話をしてみると入場パスをくれるというので、それで早速、中に入ってみたのである。

入ってみると、そこは異次元、別世界の空間だった。日本人の方が少なく、欧米人はもとよりインド系やアラブ系、アフリカ系と見られる、いかにも宝石のややこしいビジネスに関わっているというイメージ通りの怪しげな顔つきをした連中が、ブースを出し、テーブルを出し、歩き回り、喧嘩するような大声で値引き交渉をし、あるいは悪どい顔をして(あくまで先入観だけど)ヒソヒソと密談したりしていて、まさに金と欲望でギラギラした熱気に包まれていた。ボクは浮き浮きして会場を歩き回り、出展しているインド人やアラブ人をからかって回ることにした。良さげな宝石を指差して拙い英語で「これええやないか」「もっと値引きしろ」などと話しかけると、すかさず電卓を出してきて同じく拙い英語だけど饒舌に「それは極上品や」「これでギリギリいっぱい」「もう負けられへんで」などと商売熱心に応酬してくる。

ワインボトル独りでくすくす笑いながらそうして会場を歩き回っていると、見つけたのがワインの試飲ブース。近づいていくと、きれいな日本人のおネエさんがボトルを手ににこやかに話しかけてくる。どうやら無料で飲ませてくれるらしい、ということで中に入っていくと、テーブルにズラリと並べられたワインの山。どれを飲みたいか、と訊いてくるので、見た目で気に入ったボトルのワインを指すと、おもむろにワイングラスにダバダバダバッと注いで目の前に差し出してくれた。普通、試飲会といえば、紙コップでほんの少しだけ供される安物のものしか経験がなかったため、これには驚き、そして喜んでしまった。クイクイッと2口3口で飲み干し「美味い!」と唸ると、では次はどれにするか、と訊いてくる。よし、そういうことなら、とボクは「全種制覇」のハラを決め、端から順番に出してくれと返事する。調子に乗って「美味い」「これは好みではない」「うむ、これこれ」などと、絶好調で次々に飲む。そのワイン会社のエラいさんだというドイツ人も現れて、「これは特上品だから飲んでみろ」などと高そうなワインの栓を抜いてグラスに注いでくれる。飲むと確かに美味い。「おかわりできるか」というと「気に入ったろ」と笑ってさらに注いでくれる。

かくて、「試飲会」ではなく「痛飲会」と化して、たらふく飲み、全種制覇を達成して満足したら、そこでようやく向こうのビジネスが始まった。曰く「ワシらはドイツに自社農場と本社のあるワイン会社の輸入販売のための直轄日本法人で、顧客への直接販売だけで運営しており、ゆえに中間マージンなくいいものを安くお届けできる。どうだ、せっかくだから何か買わないか、それがダメなら登録だけでもしてくれんか」との提案。値段を訊いてみると確かにいいものが安い。代金は品物の送付後に振込で良いという。ただし、半ダース単位での注文とのこと。しかし、これまでの経緯とシンプルなそのやり方に感銘を受け心動かされたボクは、ふたつ返事で「よし、買おう」と、3種類各半ダースで計18本、買うことにしたのである。

その日は大満足でへべれけに酔いつつ、浮き浮きしながら京都へと帰ってきたのだけど、次の朝起きて酔いの醒めたボクは、あのワイン屋にまんまと乗せられて酔わされ、大量に買ってしまったのではないか、との疑念がふと頭をよぎった。しかし、改めて冷静に経緯を思い出してみても、あれだけ「試飲」させてくれて、購入までの話にひとつも押し付けがましいところもなく、契約は公平でフェアだったので、疑念は払拭され、そして後悔もなかった。なにより、ホントに美味いワインを提供してくれた。そして驚くべきことに、その後数年にわたって付き合い続けていると、最初のあの時のボクの感想を担当者が記録しているのだろう、ボクの好みの味を理解し、それに即したワインを紹介してくれるのである。

だからボクは、10年近く経った今でも、このワイン屋でしかワインを買わない(途中、少しブランクはあるのだけどその間は他のワインも能動的には買っていない→参照)。

いいワイン屋と巡り会えたことを、とてもうれしく思っているのである。

DATE: CATEGORY:美味礼讃 '06
| BLOG TOP |

copyright © 107@BLOG all rights reserved.Powered by FC2ブログ