
なにしろ麺類が好きだ。
いつもここで書いてる蕎麦を筆頭に和の麺類、うどん、きしめん、そうめんに、これまたよく書いてるイタリアのパスタ類、そして中華そば、ラーメン、ソーキそば、皿うどん、焼きそば、さらには中華のはるさめや韓国冷麺、ベトナムのフォーなど厳密には麺とは言えないけれど麺状をしたものまで、熱いものも冷たいものもすべて。
そして、麺類を食するときには、麺はカタめに茹でた歯ごたえのあるものが好きである。
基本的に芯を残さない和の麺類はキュッとよくシメてあるのがいいし、パスタは「アルデンテ」という有名な茹で加減があって、針一本の芯を残して茹であげる。ラーメンはもちろん、注文の際に「カタめで!」とお願いすることにしている。唯一、うどんの特定の食べ方において柔らかくしたものがいい場合もあるが、これは例外中の例外。
パスタなどは、一般的な「アルデンテ」よりさらにカタく仕上げるのが好みだ。そもそもアルデンテという茹で方は、茹であげた状態で芯を残しておかないとその後ソースにからめる時点で伸びてしまうから、そうならないよう食べるときにちょうどいいようにと工夫されたものである。だから食べるときに芯の歯ごたえを感じられるようにしようとすれば、茹であげる時点ではアルデンテよりもさらに芯を残しておかなければいけない。茹で加減を見るときに「バリバリ」という歯ごたえがかなり残っているぐらいで丁度いいのだ。
厄介なのはラーメン。こればかりは、インスタント以外で美味いラーメンを食べたいと思うなら、自宅で作るというのが難しいのでラーメン屋で食べるほかない。しかし店によって、茹でる人間の感覚で、「カタめ」の基準が異なるのだ。幸いラーメン屋というのは厨房から客席が見える造りになっていることがほとんどなので、行きつけになってボクの好みのカタさを厨房の人間に知ってもらうことができる。しかし相手は頑固なラーメン職人。そうなれるまでに少しばかり紆余曲折を要するのである。
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