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プロフィール


まあなんというか、その。
つう感じで。
107と申します。

40歳。京都在住。♂。
しがないデザイナー
たまに毛鉤でマス釣り。
(FLYFISHING ね)

リール

こんなリールを
どこかの渓で見かけたら
それはボクです。
こんな所に居やがったかぁ〜
見つけたぞ〜 とお思いの方
あるいは通りすがりに
ちょっと興味をお持ちになった方
ご遠慮なくコメントくださいまし。
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釣りイメージ

とかなんとか言ってるうちに、12月もほぼ半ばとなってしまった。
そして忘れたころにやってくるのが、今年のドイツワインの新酒。
早速1本抜いて味見しつつ、これを書いている。昨年も飲んだのだけど、今年のがすっきりしててボクは好きだな。本格的に飲むのは、今バタついてる仕事がひと段落してからにしよう・・・とか言ってると、年末になってしまうんだけど。

それにしても、釣りに行きたい。唐突で大変申し訳ないが、釣りに行きたいんだ。
秋以降に何度か行ってるような、人工的で手慰みのような管理釣場じゃ、やっぱり駄目。
禁漁期のひまつぶしとしてはアリだけれど、でもあれが真にボクの求めているものではない。

若葉芽吹き、春の霞みに空の青がけぶり、ウグイスが鳴き、冷たく澄んだ渓の水の中に無垢な天然のイワナが踊るように泳ぎ、山と渓、自然が浮き立つような陽気に満ちた、そんな季節の、渓流の釣りに行きたい。
そんな季節は、一年の中でもほんの数日。長くて一週間ぐらいかな。
毎年春になるとそのタイミングにどんぴしゃ当たることを目指して行くのだけど、うまくそんな日に当たることの方が珍しいくらいで、だから余計にその日のあることを楽しみにするのだろう。

以前に、どんぴしゃ当たった!と思ったのはもう5年も前のことになる。
雪融けの水が両岸を濡らす深山の湿った森の中を貫く渓を、どこまでも遡って釣りをした。ここというスポットでは必ず歓喜が待っていてくれ、日常の生活では絶対に味わうことのない、えもいわれぬ高揚をもたらしてくれる。渓が、山が、自然が、ボクを受け入れて包み込んでくれるかのような、そんな錯覚を覚える。その日は尺クラスのイワナが連発した、夢のような一日だった。

年に一回。
今を精一杯過ごしつつ、そのときを思い描いて酔うのも、悪くない。

・・・しかし、ちょっと飲み過ぎたかな(笑


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なごみ湖

もうこれが最後、などと前回言っていたその唇が乾く間もなく、またもや同じ湖に釣りに行ってきた。

朝の8時過ぎに現場に辿り着き、景色を見渡してみると、辺りはすっかり冬の様相。雑木林の落葉広葉樹の葉はことごとく落ち、うすら寒いモスグリーン色の葉をしたマツやスギなどの常緑針葉樹がところどころに一塊に生えていて、それがさらに寒々しさを感じさせてくれる。空には厚い鉛色の雲が重くのしかかり、周りは明るいものの太陽の気配すら感じられない。途中の国道で標識に表示されていた気温は5℃だったから、ここはもう少し低いだろう。厚着をして、震えながら釣りを始める。

1匹、2匹と釣る間に時は経つが、気温が上がる気配はまったくない。それどころか、朝一番はまだ無風でしのぎやすかったのが、時間が経つにつれ強い風がときどき思い出したように吹きつけて、ボクらの体温を遠慮なく奪っていく。同行の先輩がサーモボトルに熱いコーヒー&リキュールを入れたのを持ってきてくれていたのを飲んで暖をとろうとするが、冷たい空気はサーモボトルの保温壁をいとも簡単に突破してコーヒーの温度も下げている。

こういうときは、釣りへの集中力もたちまち切れ、ただ機械的に手を動かし竿を振りながら、心はあらぬ方向へ飛んで行く。ネガティブな自分がむくむくと頭をもたげ、如何に自分がダメな男かを論証し始める。しまいには、ボクはなんでこんな時季にこんな寒いところで釣りなんかしてるのだ!?という考えにまで至る。そういえば開高健が言ってたな。「釣師は、心に傷があるから釣りに行く。しかし、彼はそれを知らないでる」と。彼の傷は、遺された文学作品から見るにもちろんアレだろう。じゃ、ボクのは何だ。他人のことはよく見えるものだが、いざ自分のこととなるとなかなかはっきりとは見えないものだな。しかしおおよそ、見当はつくがね。

そうしてどんどん打ちひしがれていく。打ちひしがれた釣師は、弱いものである。全国の、釣師を彼氏にしようとしている若き淑女諸姉諸妹、いいことを教えてあげよう。彼氏をオトすなら、釣れない釣りの後の弱っているところが狙い目だよ。「ダメね〜。ぜんぜん釣れないの。ほらほら気が散ってるわよ、ヘ・タ・ク・ソさん♪」という冷た〜い言葉の後に、間髪入れず温か〜いキス。宇多田ヒカルの最近の歌のようにね。これで決まり、その釣師はキミのものになる(実際の使用については、あくまで自己責任でお願いします・笑)。

などと馬鹿げたことをいつ果てるともなく考えていると、厚い雲を割って太陽が顔をのぞかせた。急に、今までの寒さがウソのように身の回りの空気が温まり、体の緊張は解け、心が緩む。空気が、湖面が、キラキラと煌めき、輝く。
しかしそれはほんの一刻の幻のごとく、すぐにまた雲に覆われて周りも元に戻ってしまうのだけど。
でもとても、有難い瞬間だった。

今年の釣り、これにて納竿。


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大山のヤマメ

昨日、前回鳥取へ釣りに行ったときに再びお世話になったIさんと話していたら、その釣りの時の写真ができてるよというので早速お送りいただいた。ボクの前回の記事と同じピンシャンのヤマメだけど、Iさんによる写真は一眼レフに銀塩フィルムで、年数を経て成熟したヤマメの肌艶が妙にまったりとなまめかしくて、やはりこういう写真の方がいいなと思う。この写真には、Iさんによる「リールの彼女も驚いている」とのイカしたコメントが添えられていた(ちなみに、こんなおバカなリールを持ち、気に入って使っているのは世界にボク一人である。間違いなく)。

何度かこのブログでも言っている通り、ボクは渓流魚の中ではイワナが好きである。ヤマメやアマゴももちろん好きだけど、イワナの気まぐれなところ、いい加減なところ、愛嬌のあるところなどがとても気に入っている。擬人化して表現すると、山にいる酒好きなおっさん、という感じ。あるいは自身を投影しているのかもしれない。
対してヤマメやその従姉妹みたいな種のアマゴは、見目麗しくて気高く、泳ぎも達者で感覚も鋭いサカナで、いわば綺麗なおネエさん、という感じである。

しかし、だからといってイワナばかり釣っているワケではない。このフライフィッシングという釣りを始めてもうすぐ20年にもなろうとするけれど、最初の10年は、実はヤマメ(あるいはアマゴ)ばかり釣っていた。初めて自然渓流で釣った渓流魚もヤマメである。近郊にある渓流にヤマメやアマゴが多く棲んでいたということもあるけれど、彼女たちがある特定のポイント(流速や底石の状態から判断する)にいて、就餌する流れのスジにきちんと毛鉤を流して、毛鉤のパターンが間違っていなければ、きちんと毛鉤を食いに出てきてくれる、という分かりやすさがある。対してイワナはそう単純にはいかないところがあって、だから最初の頃はイワナ釣りがよく分からなかったというのと、何よりヤマメはそうしてきちんとやれば出てくるという点、及び、出るのも早いが見切って帰っていくのもまた素早いという点で、「いざ、勝負」という心理状態になり、アドレナリンが沸き立つような興奮も味わえたからというのが大きいかもしれない。

そんな釣りをしていた10年近く前のあるときに「ヤマメはもういい」と突然思い立って、無性にイワナ釣りがしたくなり、北陸の山々を一週間も彷徨い歩いた。以来、ずっとイワナ釣りをメインとして気ままに遊んでいる。時には渓の源流域にまで足を運び、自然の無垢な姿のままの、気まぐれなイワナとマイペースでのんびり遊ぶ。そんな遊びの楽しさも分かる年齢になってきたのかもしれないと思う。

大山の釣り

しかし、ときどきはこうして、初めての渓に釣りに行きそこに棲むヤマメと遊んでもらうことも、たまらなく心地よいと感じるのだ。清冽な冷水から飛び出してきてボクの毛鉤を食ってくれた、美しく気高いヤマメ。10年前までよく釣っていた小振りなヤマメたちとは随分違う、成熟し賢さをそなえたヤマメに見惚れ、しばしその場に佇む。そんなとき、ずっとこのまま、この渓で釣りをし、ヤマメと戯れていたい、と思うのである。


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なごみ湖

またしても突如思い立って、釣りに行ってきた。
今オフ、すっかりお馴染みとなった京都南部の山間の湖。
例年ならとっくに木々の葉が落ちているのだろうけど、今年は紅葉が遅れているのでちょうど見頃ではないかなと思いつつ、朝一番に起きて南へひた走る。

前回ギックリ腰で歩いて登ることができなかった急な坂道も、今日はだいぶラク(実はまだコルセット着けてるんだけどね)。湖に下りてみると、紅葉は少し遅かったようだ。すでにすっかり葉を落として枝だけになった木も少なくなく、モミジの赤い色がほとんど目に入らなくて、景色はもはや晩秋も押し詰まった、という感じ。昼近くになっても斜めに差す陽光が、さらにそれを感じさせる。空気も同様で、陽が差している間はどうにか暖まることができるものの、雲に隠れると途端に冷たい空気が足下から忍び寄ってくる。時折吹き抜ける風が、やっと陽で暖まった空気を容赦なく運び去り、代わりに冷たい空気を持ってくる。お昼になるにつれて太陽が雲に隠れる時間が長くなり、どんどん冷えてくる。サカナは相変わらずシビアで、あの手この手を尽くしてようやく顔を見ることができた。

フッキング

蕎麦セット

かなり体が冷えてきたので、少し早めに切り上げていつものごとくソバを食べに行く。今日も平日セットが目当てだけど、セットにつけるソバは「ざる」ではなくて「かけ」にしよう。本格的に、温かいソバが食べたくなる、また、美味しい季節になってきた。座敷に上がり込んで注文を頼む。と、いつものおネエさんが今日はいない。
そういえば、同行者が先日ボクが一緒でないときにここにソバを食べに来て、おネエさんに「写真を撮らせてください」と言って断られたらしい。さては、今日はおネエさんが出てこないのはその所為ではないか、などと同行者を責めたてて遊ぶ。今度見かけたら、丁重にお詫びすることにしよう。

さて、現況、おそらく今日が今年の納竿の釣りになるだろうと思う。
ひょっとしたらまた突然発作を起こしてソバ屋 湖へとひた走ることがあるかもしれないが、今のところは今日でシメの心地である。
後はただひたすら、来春の渓流解禁まで冬眠して過ごすことにしようか。


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この7〜8年、どんなに長距離の釣行で不眠の運転でも愚痴ひとつ言わない忠実なるドライバーを務めてくれたわが釣友に、N氏というのがいる。平日の釣行であろうが土日の一泊釣行であろうが、電話一本でただちに駆けつけ、笑いながらハードな運転をするその根性と忍耐には、ただ敬服し脱帽のほかない。

しかし彼も少し歳を食ってきて、最近は夜討ち朝駆けで日帰りのハードな釣行になるとさすがにかなりお疲れの様子。昨年あたりから「ぼちぼち新しい若手くんを探してきてもらって、役割を代わってもらいたい。オレもそろそろ後ろの席で好き勝手言う方になりたいのだ」というようなことを度々口にするようになってきた。ちょうどボクも、彼の扱いについて同様に考え始めていたところなので、以来、心がけて身の回りの釣仲間の審査を密かに続けているのだけど、いかんせん、若手の釣り人、というのに知己がいない。又の又の友達、みたいな感じならいないこともないのだけど、あまり関係が希薄だと好き放題も言いにくいし、そういう人に知り合っていきなり「往復寝ずに運転しろ」などと失礼なことは言えないだろう。

ボクのブログをいつも読んでいただいている方々ならとうにお察しの通り、こと釣りとなるとボクはかなりワガママなのである。20代のころは長距離の遠征など屁とも思わずに、京都から箱根の湖まで日帰りの釣行でも往復自分で運転して通ったりしてたものだから、ドライバーとなる若い釣人にも、自分と同様に「釣りとなるとそれぐらいアドレナリンが出ることが当たり前である」という、一般常識からは逸脱した要求をしてしまうのである。

はっきりと言ってしまえば、別に釣りは好きでなくともいいし、やらなくてもいい。ただ、例えば長距離のドライブが大好きとか、例えば山の中で静かに読書を楽しみたいとか、例えば自然の風景をスケッチしたり絵に描いたりするのが好きとか、とにかく長距離の運転を厭わず気力体力に自信のある若人。
募集中です。

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